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英中銀が政策金利を4%に引き上げ、追加利上げの可能性も示唆

イングランド銀行は政策金利を3.75%から4%に引き上げました。3年超ぶりの利上げで、総裁はイラン戦争が長引けばさらなる利上げもあり得ると述べています。

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イングランド銀行(英中央銀行)は3年以上ぶりに利上げを行い、政策金利を3.75%から4%に引き上げました。しかも総裁は、これが最後とは限らないと話しています。

何があったの?

金融政策委員会(金利を決めるグループ)の9人のうち8人が、0.25ポイントの利上げに賛成しました。残る1人のキャサリン・マン委員は、0.5ポイントの大幅な引き上げを求めました。

理由はインフレです。イラン戦争の影響で、ホルムズ海峡を再開させる合意への期待が薄れるなか、原油価格は数か月にわたり1バレル100ドルを超えています。同行は、英国のインフレ率が来年半ばまでに4.9%に達すると予想しています。7月の予測は3.2%、9月は3.5%でした。

住宅ローンを抱えている人には、今回の決定が響きそうです。ジョン・ヒーリー氏の初の予算案が、苦しい家計に「息をつく余裕」を約束してからわずか1週間後の決定でもあります。

なぜ話題になっているの?

すでに生活費が家計を圧迫しているからです。委員会は、税引き後の実質所得が今年と来年に減ると見ています。また、Ofgem(英エネルギー規制当局)の光熱費上限(家庭のエネルギー料金の上限)は、年間1,723ポンド相当から1月に2,150ポンドへ上がり、4月にも再び上がると見込まれています。食品価格の上昇率は、2027年半ばまでに4.75%に達する可能性があります。

アンドリュー・ベイリー総裁は、今回の利上げは「避けられない長い利上げ局面の最初の一歩と見るべきではない」と述べました。ただし、中東の紛争が解決しない限り、これが最後になりそうもないとも付け加えました。原油はここ2日間で100ドルを下回り、総裁はこれを前向きな動きだと評価しました。見方を変えるには、その状態が続く必要があるとも話しています。

委員会内でも今後の見方は割れています。アラン・テイラー委員は今回を「今回限り」の保険的な利上げと呼びました。マン委員は、インフレに対する同行の信認を守るには、より大きな動きが必要だと主張しました。

ヒーリー氏は、イラン紛争が「家計の懐の奥深くまで」及んでいると述べ、2,000万世帯への100ポンドのエネルギー支援金と、燃料税の据え置きを挙げました。影の財務相アンドリュー・グリフィス氏は、今回の利上げを「働く家庭にとって新たな逆風」と批判しました。

このあとどうなる?

次回の決定は12月17日の予定です。クリスマス前の利上げもあり得ると見るアナリストもいます。オックスフォード・エコノミクスのアンドリュー・グッドウィン氏は、12月か2月にもう一度利上げがある可能性が高いと話しています。

おさらい:これまでの流れは?

同行は2023年8月に政策金利を5.25%に引き上げ、2008年以来の高水準となりました。2024年8月には2020年以来初めて利下げしました。そして今、流れは再び逆向きになりました。

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