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イングランドのがん診断が過去最多の1日1,000人超、でも目標は未達

2024年にイングランドでがんと診断された人は37万3,000人超で過去最多。それでもNHSは、期限内の診断と治療という目標を達成できていません。

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イングランドでは今、毎日1,000人以上ががんと診断されています。NHSの最新データによると、これは過去最多です。専門家は、がんの発見が進んでいる一方で、医療体制には深刻な負担がかかっていると指摘しています。

何が起きたの?

2024年にイングランドでがんと診断された人は37万3,000人を超え、過去最多となりました。NHSイングランド(公的医療サービス)では、1日平均1,021人が診断されました。2023年は1日972人でした。

新規診断の半数を占めたのは、前立腺がん、乳がん、肺がん、大腸がんです。

明るいニュースもあります。2024年に初めて見つかったがんのうち、ステージ1または2で発見された割合は56.7%で、2023年の55.8%から上がりました。早い段階で見つかるほど、一般に治療の選択肢は広がります。

NHSのがん担当の全国臨床ディレクター、ピーター・ジョンソン教授は、医療サービスは「正しい方向に進んでいる」と述べ、NHSスタッフの努力を称えました。

NHSがまだ届いていないところは?

スピードに関する目標となると話は別です。8月に、がんの疑いで緊急紹介された患者のうち、28日以内に診断された(またはがんではないと告げられた)のは78.6%でした。目標は80%です。

治療はさらに遅れています。緊急紹介または専門医による優先度引き上げから62日以内に治療を始められた患者は、71.9%にとどまりました。目標は85%です。

英国がん研究協会(Cancer Research UK、大手のがん関連チャリティ)のイアン・ウォーカー博士は、いまだに進行した段階で見つかる人が多すぎると述べました。王立内科医協会のヒラリー・ウィリアムズ博士は、患者数が増えている背景として高齢化と肥満を挙げ、対象を絞った肺がん検診の拡大も求めました。

マクミラン・キャンサー・サポートのスティーブン・マッキントッシュ氏は、全体の数字の陰に健康格差が隠れていると語りました。どんな人か、どこに住んでいるかによって、がんのリスクや診断の早さ、生存の可能性が今も左右されうるといいます。

これから先は?

2026年2月、英国政府はイングランド向けの国家がん計画を発表しました。早期診断の改善、待ち時間の短縮、治療へのアクセス拡大を掲げています。

Cancer Research UKは、政府は今後も圧力をかけ続ける必要があるとしています。明確な説明責任と、NHSが必要な専門スタッフと機器を確実に得られる保証を求めています。

Breast Cancer Nowは、いつもと違う変化や新しい症状があれば、早めにGP(かかりつけ医)に相談するよう呼びかけました。対象の女性には、案内が届いたら検診を受けることも促しています。英国では女性の7人に1人が、生涯のうちに乳がんと診断されるそうです。

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