エボラ感染の英国人医師、コンゴ民主共和国からロンドンの病院へ搬送
コンゴ民主共和国でエボラ陽性と判明した英国人医師が英国に到着し、ロンドンの専門隔離病棟で治療を受けています。当局は一般への危険性は低いとしています。

コンゴ民主共和国(DRC)でエボラ陽性と判明した英国人医師が、治療のため英国へ搬送されました。現在はロンドン北部の専門隔離病棟にいます。
当局は、一般市民へのリスクは低いままだと強調しています。
何があったの?
名前は公表されていないこの男性は、医療搬送機でロンドン西部にある英国空軍基地「RAFノーソルト」に到着しました。保健省によると、英国とコンゴ民主共和国の両政府、そして国際的な保健パートナーが協力して実現したものです。
到着後は車列が待機していました。前後に大型の警察車両が3台ずつ、その間に救急車2台とサポート車1台が挟まれる形です。交通は止められ、警察が市民を遠ざける中、車列はロイヤル・フリー病院に到着しました。
男性は同病院の「高度に専門化された」隔離病棟で治療を受けています。
なぜ大きなニュースなの?
今回のコンゴ民主共和国での流行で、英国籍の人がエボラに感染したと確認されたのは初めてです。流行は5月に始まり、確認された感染者は1万人超、死者は5,000人超に上っています。記録上、2010年代の西アフリカでの流行に次いで2番目に致死的なエボラの流行です。致死率は10月末時点で48.6%と報告されました。
今回の流行はウイルスのブンディブギョ型によるものです。エボラは、血液や嘔吐物などの感染者の体液に触れることで広がります。初期症状は嘔吐や下痢で、臓器不全や内出血に進むこともあります。ケニア、ナイジェリア、ウガンダでも感染が確認されています。
英国健康安全保障庁(UKHSA、英国の公衆衛生保護機関)のレヌ・ビンドラ博士は、「このようなケースに対応する確立された手順がある」と述べました。
過去にもあった?
英国で確認されたエボラ感染はこれまで4件だけです。1件は1976年の実験室での事故によるものでした。残る3件は、2014〜2015年の西アフリカでの流行に対応する中で感染した医療従事者です。3人ともロイヤル・フリー病院で治療を受け、4件とも死亡には至っていません。
これからどうなる?
医師は、専門チームの治療を受けながら隔離が続きます。ブンディブギョ型には承認されたワクチンがありません。世界保健機関(WHO)によると、専門家は進行中の臨床試験に2つのワクチン候補を加えるよう勧告しました。1つはオックスフォード大学とインドのセラム・インスティテュートが、もう1つはモデルナが開発したものです。コンゴの保健当局が承認次第、試験に加わります。
ストーリーの流れ
コンゴ民主共和国のエボラ流行と英国の症例 · 3件の動き
このニュースの前後に何があったか。未報道の背景はAIが要約しました。
